ライフサポート協会様主催 腰痛予防研修会
更新日:2023年4月1日
2022年12月13日(火)18:00~19:30
ライフサポート協会様より住吉区理学療法士会にご依頼をいただき、住吉総合福祉センターにて腰痛予防の研修会を開催いたしました。
「直接介護業務にあたる職員の腰痛予防について」
講師は学術局 生涯学習部 部長の岡原 聡先生(大阪急性期・総合医療センター)です。
岡原先生は日本産業理学療法研究会の理事長も務めておられますので、特にこの分野に精通されておられます(^^
職員の皆さま、たくさんお集まりいただきありがとうございますm(__)m
まず初めにクイズタイム
岡原先生、自分で「じゃじゃん」言うてはりました笑
○腰痛災害が生じやすいのは❓
月曜日 or 金曜日❓
夏 or 冬❓
午前10時 or 午後2時❓
移乗介助 or 排泄介助❓
皆さん分かります??
各班ごとに答えていただきました^^ どのタイミングで腰痛が起きやすいかという傾向を知っておくだけでも腰痛が少なくなりそうです😊
腰痛の理由について、「身体の中の構造」や「動きの仕組み」を踏まえながら、説明しています。
職員さんも体験。背骨どの位曲がりますか?
自身でもできる柔軟性のチェックを行っています。普段は意識していなくても、結構左右差ってあるんですよね。
左右のバランスチェック。自分自身の身体の特徴を知るって大事です。
座学と実技を入れながら和やかに研修は進んでいきます。他にも、
・腰痛には原因が「はっきりしているもの」と「はっきりしていないもの」がある?
・負担の大きい作業姿勢って?
・腰痛でも特に注意な危険信号は?
・腰痛災害は全職種で増えている?
・過度な安静・心配しすぎは治りが遅くなることも?
・腰痛の原因は腰だけではない?ストレスが関わる事も?
等など、盛り沢山の内容でした😊
ちなみに、運輸・製造業では腰痛が減少しているようです。↑↑のような取り決めがあるようですね。それ以上の重さの場合は補助ツールを使うという事ですよね?私は体重78㎏なので、31㎏以下!!
そう考えると医療介護業界は腰部に負担のかかる移乗介助等でトランスファーボード等の福祉用具の使用率は少ないように感じますね。
「多くの介護保険施設において腰痛が蔓延しており、介護職リーダーは職員の腰痛発生を認識している」との報告があります。
「腰痛予防の取り組みとして補助具やリフト等を適切に使用していくこと、そして、そのような環境にしていく為に、施設とスタッフが協力体制を作っていくことが重要」と岡原先生も強調して仰っておられました。
研修終了後の質疑応答時間です。
・痛みがある時は安静ですか?活動は維持した方がいいですか?
・コルセットしてるんですが効果はありますか?
・痛み止め(お薬)との付き合い方は?
・介助する時にその体制は危険、おすすめの姿勢は?
・自分より体格差がある人を抱えるときの注意点
等などたくさんのご質問をいただきました👏ありがとうございます‼️
岡原先生も腰痛に関する研究発表や世界ではこれがスタンダードなど、いろいろな視点から分かりやすく答えてくれていました。
左:ライフサポート協会 東様 中央:岡原先生 右:奥野会長
ライフサポート協会様、この度は研修のご依頼ありがとうございました。職員の方々、すごく熱心に聞いていただき、講義中も終了後も質問の多さにびっくりしました。今後ともよろしくおい願いいたします!!
こっそり広報担当も(^^;
今回の研修は「産業理学療法」という視点でも話していただき、広報部として参加していましたが、普通に聞き入ってしまいました。私も地域で腰痛予防や介護予防教室をさせていただいているので、すごく勉強になりました。ぜひ、たくさんの方に聞いていただきたい内容でした。
≪追伸≫
岡原先生は
2023年3月12日(日)
「教育講演Ⅱ 産業理学療法から見た精神・心理を学ぶことの必要性」
で登壇されます。興味のある方は是非!
事務局広報部
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